千葉県でゲンジホタルを撮影してきたので比較明合成する

6月ですね。湿度が高くて気温も高くてやんなっちゃいますね。

でもこの初夏にしか撮影できない可愛い被写体を求めて撮影に行ってきました。

その被写体というのは、「ゲンジホタル」です!

ホタルは、種類によって生息地、ひかり方が違います。

今回撮ってきた写真を使ってゲンジホタルの撮影方法について簡単に説明したいと思います。


1.ホタルの撮影マナー

2.準備するもの

3.ベース背景用の撮影設定

4.ホタルの撮影設定

5.比較明合成 Photoshop


1.ホタルの撮影マナー

光に気をつける 懐中電灯、カメラの背面モニター、AF補助光etc…

虫除けスプレーを絶対使わない

虫除けスプレーはホタルに害です。長袖長ズボンで蚊に刺されない対策を取りましょう。

立ち入り禁止エリアには入らない

ホタルの撮影に限らずですが、私有地や立ち入り禁止区域など入ってはいけない場所には絶対入らずマナーを守って写真を撮りましょう。

ホタルを捕まえない

虫網で捕まえてカメラの前に持ってきて飛ばそうとしてる人を見たことがあります。

その人のカメラを虫網でつかまえてカメラ屋に売りにいってしまおうと思いました。


2.準備するもの

カメラ、レンズ、三脚、レリーズ→風景撮影と同じ

背面モニターの光を抑えるために黒いタオル

暗い夜道を歩くときやカメラのボタンを押すときに手元をテラス用のライトは赤色のライトを使用しましょう。赤いランプは、白いランプよりホタルへの影響を抑えられます。

ビクセンさんより赤いランプのヘッドライトが出ていたり、赤いペンライトが売ってたりしますので参照ください。

後は、白いライトと赤いフィルターを買って自作される方もいます。

WindFire 懐中電灯 CREE Q5 LED ハンディライトズーム機能付き3モード ハンチング 夜釣り 天文学 天体観測 夜間の撮影 (赤色光) [並行輸入品]

ビクセン 望遠鏡アクセサリ 天体観測用ライトSG-L01 赤色LED 71091-1


3.ベース背景用の撮影設定

まずベースとなる背景写真を撮ります。

マニュアルモード

F値を大きくしなるべく高画素で撮影しノイズレスで全体が暗すぎず明るすぎない夜だなとわかる程度の明るさで1枚ベース写真を撮ります。

この時ベース写真が明るすぎると後々ホタルの写真を合わせた時にホタルの光が目立たなくなってしまうのでご注意ください!

私はこれくらいで撮りました


4.ホタルの撮影設定

次はホタルの撮影をします。

先ほどベース写真で撮ったF値だと暗くてホタルの光が写らないのでF値を小さくします!

F2.8 ISO感度1600 SS6~8秒

F4 ISO感度1600 SS10~15秒

これで10枚ほど撮影します。


5.Lightroomにて現像

 Photoshopにて比較明合成

まずLightroomに撮影した写真を取込みます。

①撮った写真をLightroomにて読み込み

ベースとなる写真と蛍の写真を現像します。

先ほど言った通り、ベースは薄暗く、ホタルは軌跡が見える程度で背景を暗くします。

ホタルの写真を全て編集し終わったら、JPEGで書き出しします。

完了しましたら、Lightroomを閉じてPhotoshopを開きます。


ファイルを開く→スプリクト→ファイルをレイヤーとして読み込み
参照をクリック
②Lightroomで現像した写真を全て読み込み
③写真を選択したらOKをクリック

開けたことを確認
②レイヤーをshiftを押しながら上から下までクリックして全選択します
③通常をクリック
④比較(明)を選択
⑤目のマークのチェックは外すとレイヤーが非表示になる
お好みでホタルの奇跡の量を調整して完成させる

完了したら、JPEGで書き出しして完了です。

完成した写真がこちらです。

いい感じに仕上がりました。

この比較明合成は星を流したり、車の軌跡を重ねたりするのにも活用できますので

やり方は覚えておいたほうがいいと思います。

忘れたら、ここに見に来てくださいね♪


今回の撮影機材

Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z6 24-70 FTZマウントアダプターキット Z6LK24-70FTZKIT

Nikon 超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-30mm f/4S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ14-30 4