みなさんこんにちは、sakucameBlog sakuです。
年末ライブ撮影で赤坂に行ってまいりました。
赤坂のライブハウスは初めて。いや、赤坂に行ったのすら、今回が初めてです。
日曜日の夕方、駅に降り立ったとき、思っていたよりも街は静かで、少し拍子抜けしたのを覚えています。
赤坂というと、平日の夜に人が溢れているイメージが強かったので、落ち着いた空気の中を歩くのは意外でした。
高層ビルと雑居ビルが入り混じった街並みは、どこか整っているようで、同時に少し無機質にも見えました。
初めての街を歩くときは、いつも無駄にキョロキョロしてしまいます。
この道で合っているのか、ここに本当にライブハウスがあるのか。
そんなことを考えながら、少し早足で歩いていました。
この日は、赤坂のライブハウスでライブ撮影をさせてもらう日。
依頼ではなく、あくまで練習として撮らせてもらっている立場です。
その事実が、気持ちを軽くしてくれるようで、逆に甘えが出てしまいそうでもありました。
しかもいつもゲストで入れてくれます。ありがとうござます。
会場の場所を確認し、少し時間があったので周囲を歩きながら気持ちを整えようとしました。
日曜日の赤坂は静かで、人の流れもゆっくりです。
それなのに、自分の中だけが少し落ち着かず、気持ちが先に進んでしまっているような感覚がありました。
ライブ撮影自体も1年ぶりくらい。緊張しかないですね。
ライブハウスの扉を開けた瞬間、外の静けさは一気に途切れます。
音の反響、照明の匂い、独特の空気。
この感覚は何度経験しても慣れません。
初めての箱ということもあり、余計に緊張していた気がします。
機材は、Nikon Z9とZ 24-70mm F2.8を持ち込みました。
信頼している組み合わせですし、不安要素はほとんどありません。
それでも、カメラを構えた瞬間に「今日はちゃんと撮れるだろうか」と考えてしまうのは、いつものことです。
ライブが始まり、シャッターを切り始めると、頭の中は一気に忙しくなります。
照明の変化、立ち位置、アーティストの動き。
目の前の情報を追いながら、同時に「今のは良かったのか」「もっと別の撮り方があったのではないか」と考えてしまいます。
今回、特に強く感じたのは、アーティストの意図を汲み取ることの難しさでした。
表情を捉えること、動きのある瞬間を切り取ること。
そういったことは、ある程度できている気がします。
ただ、それが「何を伝えたいのか」という部分に届いているかというと、自信が持てません。
曲が変わるたびに空気も変わります。
盛り上がる曲、静かに聴かせる曲。
その違いを感じ取っているつもりでも、写真として表現できているかどうかは別の話です。
シャッターを切りながら、ずっと迷います。そして刻々と終わりに近づくのでより一層焦りも生まれます。

正直に言うと、今回も「上手く撮れた」とは言えません。
あとから見返して、悪くはないけれど、胸を張れる一枚があるかと聞かれると、答えに詰まってしまいます。
撮れなかった理由を考え始めると、いくらでも思い当たることが浮かんできます。
ライブ撮影は、技術だけではどうにもならない部分が多いと感じます。
暗さや動きへの対応は、機材や経験で補える部分もあります。
けれど、アーティストの表現や意図を理解し、それを写真に落とし込む作業は、まだ自分の中で整理できていません。特に今撮影させてもらっているアーティストは超難易度高めと感じます。

今回は練習という立場だったので、大きな問題にはなりません。
ただ、もしこれが依頼だったとしたらと考えると、少し怖くなりますよね。
撮影には責任が伴います。
その重さを、今回は結果ではなく「撮れなかった」という感覚で実感した気がします。
自分には、まだ撮影の幅が足りない。
構図も、距離感も、判断のスピードも。鱗滝さんに「判断が遅い!」って言われちゃう。
頭では分かっていても、実際の現場では同じような撮り方に寄ってしまいます。
そのことに気づけただけでも、今回の撮影には意味があったのかもしれません。

撮影が終わり、機材を片付けてライブハウスを出ると、赤坂の街は相変わらず静かでした。
日曜日の夜ということもあり、人通りはさらに少なくなっていました。
その中を歩きながら、自然と撮影のことを振り返っていました。
ついでに気分転換でストリートスナップも撮りました。笑
次に同じような環境で撮ることがあったら、もう少し落ち着いて向き合えるだろうか。
相手の表現に、今より一歩近づけるだろうか。
そんなことを考えながら、駅へ向かいました。
失敗した実感があるうちは、まだ大丈夫だと思っています。
撮れなかったことを悔しいと感じられるうちは、前に進めるはずです。
この日の赤坂で感じたことを忘れずに、また次の撮影に向かいたいと思います。
がんばれ私。

撮影機材
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