アークテリクスのGORE-TEXウェアをニクワックス ツインパックで洗濯&撥水回復する方法紹介【レビュー】

皆さんこんにちは、sakucameBlog sakuです。

もうあと数日で9月になるというのに相変わらず暑いですね。先ほど車に乗ったら、42度と表記されておりました。

9月になったら少し落ち着くのでしょうか。

せめて朝夜だけでも過ごしやすい気候になってくれるといいのですが…

でも9月10月は本格的に台風シーズンも到来するでしょうし、気が重いですね。なんとかモチベーションを保ちながら過ごしたいところです。

さあそして早速本題に入りますが、今回は私の汚れたアークテリクス ベータジャケットが盛大に汚れていたのと撥水効果が薄れてきているのでおすすめの洗濯剤と撥水剤を使って綺麗にしていこうと思ってます。!

個人的にアウトドアウェアの最高峰ブランドといえば「アークテリクス(Arc’teryx)」

そのゴアテックスを採用したジャケットやパンツは、防水性・透湿性・耐久性を兼ね備え、登山やキャンプ、スキーなど過酷な環境でも信頼できる存在です。撮影時にとても重宝してます。
しかし、いくら高性能なゴアテックス製品でも、使い続けていくうちに汚れや皮脂の付着で撥水性が落ち、透湿性能も低下してしまいます。そこで必要になるのが「専用メンテナンス」。

今回は、私が実際アークテリクスのゴアテックスジャケットを「NIKWAX(ニクワックス)ツインパック」で洗濯&撥水処理した体験を詳しく紹介します。

手順・効果検証・他社製品との比較まで、これ一本読めば「自宅でのゴアテックスメンテナンス方法」がわかる完全ガイドです。


ゴアテックスウェアはなぜ洗濯と撥水ケアが必要か

ゴアテックスの大きな特徴は「防水透湿性」

雨や雪をシャットアウトしつつ、内側の汗の水蒸気を外に逃がすことで快適性を保ちます。
しかしこの機能は、表面の「DWR(耐久撥水加工)」が効いていてこそ発揮されるもの。

DWRが弱まると表面に水が染み込み「濡れ色」になり、透湿性が大幅に低下してムレやすくなります。

さらに、皮脂や泥などの汚れを放置すると繊維に入り込み、ゴアテックス膜自体の寿命を縮めることも。だからこそ定期的な洗濯と撥水処理は不可欠なのです。

洗濯前の私のBetaです。↓

土汚れがひどいのと撥水機能が完全に終わっております。これを後で選択していきますのでビフォアフを楽しみに!


アークテリクス製品の特徴とケアの難しさ

アークテリクスのジャケットは、Beta LTやAlpha SVに代表されるように非常に精巧なカッティングと溶着技術を誇ります。

GORE-TEX ProやC-Knitなど最新素材を惜しみなく採用し、軽量ながら高耐久。

価格も10万円近くするものが多く、まさに「一生もの」のギアですよね。

しかしその高性能ゆえに、市販の一般洗剤や柔軟剤を使うと撥水性を落としたり接着部分を劣化させるリスクがあります。

誤ったケアで寿命を縮めてしまうのは本当にもったいない。

だからと言って毎度クリーニングに出すのもお高いですし。

だからこそ、専用クリーナーと撥水剤でのケアが推奨されているのです。

しっかりケアの仕方を知っていればずっと着ていられる代物ですので大事に着ていきたいですよね。


NIKWAX(ニクワックス)とは?

ニクワックスはイギリス発のアウトドア用メンテナンスブランド。大型のスポーツ店でも売っているようですし、私はAmazonで買っております。セットで売っているのもポイント高いです!

最大の特徴は「フッ素不使用」「水性処方」で環境に優しい点です。

  • ゴアテックス、eVent、パーテックスなど高機能素材に対応
  • 洗濯機で手軽に使用できる
  • 世界中のアウトドアメーカーが公式に推奨

特に人気の「ツインパック」は、洗剤(Tech Wash)と撥水剤(TX.Direct)がセットになっており、自宅で簡単に「洗浄+撥水回復」ができます。


ツインパックの中身:Tech WashとTX.Direct

  • Tech Wash(洗剤)
     皮脂や泥汚れをしっかり落としつつ、撥水加工を損なわない専用洗剤。市販洗剤では落とせない汚れにも効果的。
  • TX.Direct (撥水剤)
     洗濯機で使える撥水剤。生地全体に浸透し、耐久撥水性能を回復させる。部分的にかけるスプレーと違い、均一な処理が可能。

実際にアークテリクスを洗ってみた手順

1. 洗濯機を準備

柔軟剤の残りをリセットするため、空の状態ですすぎ運転を一度回します。

2. Tech Washで洗浄

ジャケット1〜2枚に対して2キャップを投入。通常コースで洗濯します。他の衣類と一緒に洗わないのがポイント。

洗濯ネットに入れて洗ってます。

※取説にはウェア1~2枚の洗濯では、硬水で洗う際は、150ml程度。軟水で洗う際は、100ml程度で洗ってください。と書いてあります。日本の水は軟水ですので100ml程度がいいですね。

上部のキャップ並々で約50ml強だったのでキャップ2杯分入れるのがいいでしょう。

3. TX.Directで撥水処理

洗浄後、撥水剤を投入して再度通常コースで洗濯。

これで生地全体に均一に撥水膜が形成されます。

洗濯が終わったので干します。↓濡れている状態の写真。

濡れていますが、もうすでにジャケットの質感が水を弾いている感じがしております。

4. 乾燥

陰干しまたは低温乾燥機で乾燥。軽く熱を加えると撥水効果がより定着します。

ドライヤーで遠くから温めるのも良いです。


汚れ落ちと撥水加工後の効果を検証

まず洗濯でしっかり汚れが落ちておりました。先ほど見せた土がついた部分も綺麗です。

汚れがしっかり落ちることが大事ですね。

↑処理前は水が生地に浸透し、表面が濡れて重くなっていました。

しかしニクワックス使用後は、水滴がコロコロと玉になって転がり落ちるように。袖や肩も新品のような撥水性が復活しました。

透湿性も戻り、着用中のムレ感が大幅に減ったのを実感しました。


他の洗剤・撥水剤との違い

  • 市販の防水スプレー:手軽だが部分処理になりやすくムラが出る
  • 一般洗剤:柔軟剤や蛍光剤入りで撥水性を損なう可能性が高い
  • ニクワックス:ゴアテックス対応で生地全体を均一にケア可能

スプレーは補助的に使うと便利ですが、基本はニクワックスで全体処理がベストです。


撥水効果の持続期間と実際の使用シーン

  • 街着(週数回使用):約2ヶ月持続
  • 登山(雨天含む月2回):1シーズンごとに再処理が必要

使用方法によって個人差はありますので参考程度にしていただけると幸いです。


メンテナンス頻度と保管方法

  • シーズンごとに1回が目安
  • 使用後に泥や汗が付着した場合は早めに洗う
  • 保管時は湿気を避け、必ず乾燥させてからハンガーにかける

あくまでも目安ですので自分の使用方法と感覚で洗うタイミングをみつけていけるといいですね。

ちなみに私は今回半年振りの洗濯です笑

夏の時期は暑くて着ないので洗おうと思って準備していたのですが結局夏場は洗わず放置されておりました。

「汚れたまま長期保管」は劣化の大きな原因となるため注意が必要です。


ニクワックスを使うメリット・デメリット

メリット

  • ゴアテックスに対応した専用設計で安心
  • 自宅の洗濯機で簡単に処理できる
  • アークテリクスの高価なウェアを長持ちさせられる
  • フッ素不使用で環境にも優しい

デメリット

  • 市販洗剤より価格が高め
  • 新品同様の撥水性までは完全に戻らない場合もある

とはいえ、数万円〜10万円近いアークテリクス製品を長持ちさせられることを考えれば十分に価値があります。

本体が300mlなので約3回分の容量です。


まとめ:アークテリクスのゴアテックスを長く使うために

アークテリクスのゴアテックスウェアは、その圧倒的な防水透湿性と耐久性で、多くのアウトドアユーザーから絶大な信頼を得ています。

しかし、その高性能を長期間維持するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。

特に表面の撥水性は使用とともに確実に低下していくため、専用のクリーナーと撥水剤による定期的なケアが必要です。

今回紹介した「NIKWAX ツインパック」は、洗剤(Tech Wash)と撥水剤(TX.Direct Wash-In)が一度に揃う便利なセットで、自宅で簡単にゴアテックスの性能を回復させることができました。※私はリピーターです。

洗浄によって汚れを落とし、その後の撥水処理で水を玉のように弾く効果が戻るのを確認できたのは、まさに新品のような感覚です。

一般的な洗剤や防水スプレーと比べても、素材に優しく、全体に均一な処理ができる点は大きなメリット。

コスト面では少々高めですが、アークテリクスのような高額ウェアを長く使い続けられることを考えると、むしろ経済的とも言えるでしょう。

お気に入りのウェアを「ギア」として育て、共に冒険を重ねていくために、ニクワックスでのメンテナンスを習慣化する価値は十分にあります。

大事なウェアを守るためにもメンテナンスにも気を使ってみるのはいかがでしょう。

冬のボーナス出たら、Beta LT買いたいな。笑

冬は、積雪のある地域でも撮影したいですし!

それでは、今回はこの辺で。さよなら〜

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