みなさんこんにちは。sakucame Blog sakuです。
前回、前々回と、雨の話を2本書きました。
9月30日のディズニーランド。ハロウィンのパレードを撮るために3時間半地蔵して、開始30分前の雨で中止。切り替えて水たまりリフレクションを撮って帰った、という2本です。
その翌週、10月上旬、今度はディズニーシーに行ってきました。
先に言っておくと、フレンジーのリベンジではありません。あれはランドのパレードなので、まだ果たせていません 笑
今回は目的を決めずに、ハロウィン中のシーをひたすらスナップしてきた日の話です。
持っていったのは2本だけ
この日のレンズは2本です。
・NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
・NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
24-70と800mm。
間が何もありません。
帰ってからEXIFを数えたら、書き出した461枚の内訳は24-70mmが297枚、800mmが161枚でした。残りの3枚だけ14-30mmです。ほぼ2本で一日回したことになります。
この組み合わせにした理由は単純で、スナップは24-70で全部済むからです。
24mmまで引ければ建物は入ります。70mmまで寄れればテーブルの上のものも撮れます。f/2.8通しなので夜も戦える。パークを歩きながら撮るぶんには、これ1本で不自由しません。
で、そこに1本だけ足すなら何か、という話になります。

ちなみにNIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは2385gです。超望遠としては驚くほど軽いんですが、それでも2.4kg。Z9と合わせると約3.7kgを一日ぶら下げることになります。覚悟は要ります 笑
パークに入る前から、もう撮っていた
前日の夕方に舞浜に入りました。
この日はパークには入らず、泊まるだけです。
なんですが、カメラを出してしまいました。

リゾートの入口のアーチです。オレンジの天井が内側から光っていて、その下を人が歩いていく。70mmで切り取ると、アーチが額縁みたいになります。
1/40秒で手持ちです。Z9のボディ内手ブレ補正が効いているのと、70mm側はもともとそこまでシビアではないので、このくらいなら止まります。

これは撮れてうれしかった一枚です。
イクスピアリの前の広場が、看板の赤い光で丸ごと染まっていました。そこに人がひとり入ってきたので、中心に置いて切りました。
赤一色の地面にシルエットがひとつ。これ、昼間だとただの石畳です。夜の人工照明って、こういう「色の面」を作ってくれるので、スナップには本当にありがたいです。
そして、晴れた
シー当日。
晴れました。

前の週に3時間半待って雨で中止になった人間からすると、この青空は少し涙が出ます 笑
プロメテウス火山と帆船と、その手前の岩。シーの「これぞ」という絵です。25mmで引いて、雲まで入れました。
ISO100、1/5000秒。前の週がISO800〜1000の世界だったので、数字を見るだけで気分が変わります。
ちなみにこのカット、白黒でも撮っています。シーの建物は造形が濃いので、色を抜くと彫刻みたいになるんですよね。記事では載せていませんが、同じ構図の白黒版も手元にあります。

アーチ越しに、エレクトリックレールウェイの駅を撮りました。
シーはこれができるので楽しいです。柱、アーチ、窓、橋。パークのあちこちに「フレーム」が用意されています。 何かを撮ろうとするときに、とりあえず手前にアーチを入れられないか探す。これだけで写真が一段まとまります。
このカットも42mmで、手前の柱と奥の赤い電車があるだけで構図が勝手に決まりました。
ハロウィンは、看板から始まっている

「TRICK or TREAT!」のバナーです。
ハロウィンの記事を書くとき、いきなりキャラクターから入りたくなるんですが、こういう看板を1枚挟んでおくと、読む側が季節を受け取れます。自分のためにも撮っておくと、あとで日付が分かって助かります。
行くたび新しいバナーがあるのでそれを見つけて撮るのも行った時の楽しみですね。

かぼちゃが山積みになっているやつです。
70mmで、屋根と柱の間から切り取りました。手前の壁を少し入れて、覗き込んでいる感じにしています。真正面から全部入れるより、こうやって一部だけ見せたほうがハロウィンっぽくなります。

黄色いタクシーです。67mmで、縦で撮りました。
アメリカンウォーターフロントは、こういう「物」が強いエリアです。車、消火栓、郵便ポスト、看板。ハロウィンの飾りがなくても絵になるものが置いてあるので、スナップしていて手が止まりません。
800mmで、装飾だけを抜く
ここからが800mmの出番です。

フロートの上のジャックオランタンです。
800mmで抜くと、こうなります。
背景が完全に溶けて、装飾の造形だけが残ります。
これ、肉眼だと「かぼちゃが載ったフロートが遠くにあるな」でしかありません。でも800mmで切り取ると、キャンディの一粒まで見えてきます。この距離を一気に詰められるのが超望遠の気持ちいいところです。



ハロウィン衣装のミッキー、かぼちゃの帽子をかぶったドナルドとミニー、そしてダッフィーとシェリーメイです。
設定はほぼ固定でした。
f/6.3開放、1/640秒、ISO250。
f/6.3は開放なので、ここは選ぶ余地がありません。1/640秒は、キャラクターが手を振る速さを止めるための下限くらいの数字です。これより遅くすると手がぶれます。

800mmのいいところは、画角が狭すぎて「余計なものが入らない」ことです。ハーバーのグリーティングって、前にも後ろにも人がいます。24-70で撮ると、どうしてもスマホを構えた手や帽子が写り込みます。800mmだと、そもそもフレームにキャラクターしか入りません。
ただし、デメリットもはっきりあります。
・手持ちだと腕が死にます。本当に死にます
・画角が狭いので、動く被写体を探すのが大変です。一度見失うと戻ってこられません
・そして何より、船の距離のにもよりますがほぼ1人しか撮れません
3枚目のダッフィーとシェリーメイは、2人が並んでくれたので入りました。これ以上は無理です。全体の雰囲気を撮りたいなら24-70に戻すしかありません。
だから私は、この日こう使い分けていました。
・場の空気 → 24-70mm
・造形と表情 → 800mm
ショーが終わるとすぐ24−70にレンズを付け替えます。
壁が、いちばんハロウィンだった

これ、個人的にこの日のベストです。
古びた壁に「Disney HALLOWEEN 2026」の装飾が描かれていて、その下に紫の風船が置いてある。レンガのひび割れまで含めて、一枚の絵になっていました。
40mmで、縦で、ほぼ真正面から撮りました。
こういうものは変に斜めから狙わず、正対したほうが強いです。
キャラクターもフロートも写っていませんが、この日がハロウィンだったことがいちばん伝わるのは、たぶんこの1枚です。
空が重くなってきた

午後3時前、雲が出てきました。
プロメテウス火山が真っ黒なシルエットになって、その上に分厚い雲。そしてちっちゃな飛行機。
この雲が夕方にいい仕事をします。
マジックアワーは一瞬で終わる

ファンタジースプリングスの海賊船です。
空がピンクから紫に変わっていく時間に、24mmで引いて、船と水面と空を全部入れました。
この色、だいたい15分くらいで終わります。
日が沈んでから空が暗くなりきるまでの間だけ、空が勝手に色を作ってくれる時間があります。ここは待っていると逃します。暗くなり始めたら、撮りたい場所に先回りして待っているくらいでちょうどいいです。
この日は、この船の前にいられたのが正解でした。
夜のロストリバーデルタ
日が落ちてから、ロストリバーデルタに回りました。
ここが今年いちばん良かったエリアです。

ランタンの中にダッフィーが入っているやつです。背景をぼかしたいので近づいて撮ることもできましたが少し下がって50mm程度で撮りました。
これ、ずらっと並んで吊るされていて、全部が電球色で光っています。1つにピントを合わせて、f/2.8開放で撮ると、後ろのランタンが金色の玉ボケになります。
同じものがたくさん並んでいる場所を見つけたら、1個だけにピントを置く。 これだけで写真が成立します。スナップでいちばん使う手かもしれません。

そして、巨大なスカルの祭壇です。
死者の日の飾りですね。赤い花に囲まれた大きなドクロが内側から光っていて、足元にはキャンドルが並んでいます。
正直、ちょっと怖いくらいの迫力がありました。
ハロウィンというより、もっと本気の何かです。
ISO2000まで上げました。
Z9は高感度に余裕があるので、このくらいは普通に使います。ここで無理に下げて手ブレさせるより、ISOを上げて止めたほうが絶対にきれいです。
夜のハーバーは、ISO6400で撮った

夜のハーバーショーです。
建物全体が青くライトアップされて、水面にボートが出てきます。
ここ、設定を見返して自分でも驚きました。
1/13秒、手持ちです。
70mmで1/13秒は、普通に考えると無理です。手ブレ補正があっても、狙って出せる数字ではありません。この日は手すりに肘を置いて、息を止めて切りました。何枚か撮って、止まっていたのがこの1枚です。
ISO6400まで上げてなお1/13秒ということは、それだけ暗いということです。夜のショーを撮るなら、f/2.8とISO6400は前提だと思っておいたほうがいいです。

そしてこれ、炎です。
ショーの途中で水面に炎が走ります。800mmで水面だけを抜いて、1/8000秒で止めました。
ISO4000で1/8000秒が切れるくらい、炎は明るいです。暗い場所の中の明るいものは、思っているよりずっと速いシャッターが切れます。 夜だからと油断して1/250秒で撮ると、炎がのっぺりした塊になります。
炎の形を出したいなら、速く切る。これは覚えておくと得です。
まとめ、24-70と800mmでシーは撮れる
整理すると、こういう一日でした。
・レンズは24-70mm f/2.8 Sと800mm f/6.3 VR Sの2本。間は無し
・461枚のうち24-70が297枚、800mmが161枚。スナップの主役はやはり24-70
・24-70は「場の空気」、800mmは「造形と表情」。役割を分けると迷わない
・800mmは1人しか撮れない。全体を撮りたくなったら素直に戻す
・夕方のマジックアワーは15分で終わる。先回りして待つ
・夜はISO2000〜6400を普通に使う。下げて手ブレさせるより上げて止める
・炎のような「暗所の中の明るいもの」は、シャッターを速く切ると形が出る

帰り際の、入口の地球儀です。
みんなが足を止めて見上げていました。
一日歩いて、最後にこれを撮って終わる。シーに来た日は、だいたいこの写真で終わります。
ここの記念撮影してる人のシルエット撮るの好きなんだよな〜。
前の週は3時間半待ったのにショーをやらず、撮りたいものを撮れませんでした。
今回は461枚持って帰りました。
写真って、そういうものだと思います。
全部撮れる日もあるし、何も撮れない日もある。どちらもその日にしか撮れません。
そして、フレンジーはまだ撮れていません。
そっちは引き続きリベンジです 笑
もう10月が予定パンパンだから、来年かな。。。
こうやって並べてみると結構ディズニー行ってて笑った。
クリスマスディズニーも行きますよ!
なんか普段もってかないカメラとかレンズで挑んでみようかな。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
それではまた次の記事で会いましょう。さよなら〜























普通は70-200あたりを足すと思うんですが、私はそこを飛ばして800mmにしました。70-200だと「24-70の続き」になってしまって、結局どっちで撮るか迷うんですよね。800mmまで離すと、迷いようがなくなります。ショー撮りたかったし。