EVFなし・小型軽量ミラーレス6台比較|Z5IIC・X-M5・Z30・LUMIX S9・R50V・ZV-E10 II

EVFなしミラーレスがこんなに増えた理由

ここ数年、電子ビューファインダー(EVF)をあえて搭載しない小型軽量ミラーレスが、フルサイズからAPS-Cまで一気に増えました。
ニコンの新型「Z5IIC」(2026年10月23日発売)もそのひとつで、パナソニック「LUMIX S9」、富士フイルム「X-M5」、ニコン「Z30」、キヤノン「EOS R50 V」、ソニー「ZV-E10 II」とあわせると、センサーサイズも発売時期もバラバラな6台が揃います。

この記事では、この6台を「フルサイズ勢」「写真寄りAPS-C」「動画クリエイター系APS-C」の3グループに分けて、スペックと価格.com・ブログのレビュー評判を比較しました。
実機は持っていないので作例はありませんが、各機種の生の評判を集めて、自分に合う一台を選ぶヒントになるようにまとめています。

スペック比較表

モデルセンサーEVFボディ内手ブレ補正重量サイズ (mm)価格 (税込)発売日
Nikon Z5IICフルサイズ 2450万画素なしあり(7.5段)620g134×80.5×72238,700円2026-10-23
Panasonic LUMIX S9フルサイズ 2420万画素なしあり(5.0段/デュアルIS2で6.5段)486g126×73.9×46.7163,380円2024-06-20
富士フイルム X-M5APS-C 2610万画素なしなし355g111.9×66.6×38約113,000円2024-11
Nikon Z30APS-C 2088万画素なしなし405g128×73.5×59.5約8万円2022-08-05
Canon EOS R50 VAPS-C 2420万画素なしなし370g119.3×73.7×45.285,999円2025-05-30
Sony ZV-E10 IIAPS-C 2600万画素なしなし377g114.8×67.5×54.2107,316円2024-08-02

2026年9月時点の価格.com最安価格をもとにした目安です(Z5IICは10月23日発売前のため直販価格)。

フルサイズ勢:Nikon Z5IIC vs Panasonic LUMIX S9

フルサイズセンサーを積みながらEVFを捨てて小型化した2台。
Z5IICは重量620g・価格238,700円と、このグループの中でも「フルサイズの覚悟」を求めるタイプで、7.5段のボディ内手ブレ補正を備えます。
一方のS9は486g・163,380円と、Z5IICよりひと回り軽量で価格も抑えめです。

Z5IICはまだ発売前(10/23)のため、価格.comのユーザーレビューはこれから蓄積されていく段階です。
今出ているのは海外先行レビューが中心で、PetaPixelのレビューではEVF非搭載とモニター解像度の低下以外はZ5IIからのダウングレードが小さく、コストパフォーマンスに優れると評価されています。
一方で国内の反応では、動画性能は高評価な一方、静止画撮影では液晶モニターの解像度低下によるピント確認のしづらさにストレスを感じたという辛口の声も見られます。

S9は「模型かと思うくらい軽い」という声があるほどの軽量さと、手持ちでもしっかり効く手ブレ補正が評価されています。
ただ長期レビューでは質感の安っぽさが使うほど気になる、露出調整用のダイヤルが少ないという不満も出ており、発売当初は「入門機にしては高い」という受け止めもあったようです。

写真寄りAPS-C:富士フイルム X-M5 vs Nikon Z30

こちらは「Vlogカメラ」というより「気軽なスナップ機」として支持されている2台。
X-M5は355g・約113,000円で、パンケーキレンズと組み合わせるとコンデジのX100VIより軽くなる携帯性が魅力です。
富士フイルム独自のフィルムシミュレーションと洗練されたデザインも強みですが、ボディ内手ブレ補正がないため手持ち動画では手ブレが目立つという指摘、オートフォーカスは5年前の競合機種にも劣るという厳しい評価も見られます。

Z30は405g・約8万円と、このグループでは最安クラス。
前面のRECランプが自撮り確認に便利で、3年使ったレビューでも散歩用スナップ機として気軽に使える点やバリアングルモニターの使いやすさが評価されています。
一方で歩きながらの動画撮影では手ブレが激しく、結局スマホに切り替えたという声もあり、動く被写体へのAFがやや遅いという指摘も出ています。

動画クリエイター系APS-C:Canon EOS R50 V vs Sony ZV-E10 II

キヤノンの「EOS Vシリーズ」とソニーの「VLOGCAM」シリーズという、動画専業ブランドどうしの対決。
R50Vは370g・85,999円で、録画中に前面が点灯するタリーランプや商品レビュー用のピント設定がYouTuber層に評価されています。
ただ静止画の最低シャッタースピードが設定できず子供撮影で被写体ブレを防ぎにくい、写真と動画の切り替えにモードダイヤルを回す必要があるといった不満も指摘されています。

ZV-E10 IIは377g・107,316円。
αシリーズ譲りのリアルタイム認識AFと、手持ち4K動画でも自然な安定感が得られる電子手ブレ補正のアクティブモードが好評です。
気になる点としては、デジタルズームでズームアウトする際に映像が一瞬カクつくという指摘や、イベント撮影などの長時間使用ではバッテリー持ちに物足りなさを感じたという声も同記事内にありました。

重量×価格マトリクスで見る住み分け

6台を重量×価格で並べると、フルサイズ2台とAPS-C4台がはっきり分かれます。写真寄りとVlog系のAPS-Cはさらに接近していて、決め手は価格差よりも動画機能の重視度になりそうです。

紹介機材

[rinker kw=”Panasonic LUMIX S9″] [rinker kw=”富士フイルム X-M5″] [rinker kw=”Nikon Z30″] [rinker kw=”Canon EOS R50 V”] [rinker kw=”Sony ZV-E10 II”]

※Nikon Z5IICはまだ発売前のため、リンクは発売後に追加します。

saku的まとめ:用途別のおすすめ

  • フルサイズの画質を持ち歩きたい人 → Z5IIC(覚悟を決めて重さと価格を取る)/S9(もう少し軽さと価格を優先したいなら)
  • とにかく軽さと値段重視でスナップを楽しみたい人 → X-M5(デザインと色作りを楽しみたいなら)/Z30(発売から3年、実績とコスパを取るなら)
  • 動画・Vlog発信をメインにしたい人 → R50V(キヤノンのタリーランプや商品レビュー機能が欲しいなら)/ZV-E10 II(AFの信頼性とαシリーズの操作感が欲しいなら)

個人的には、S9が気になっています。

番外編:本音を言うとNikon ZRも気になっています。ただあれはニコンとREDの共同開発によるシネマカメラで、RAW記録や音声機能まで本気仕様の動画機材なので、今回の「カジュアルに持ち歩ける」路線とはジャンル違い。ZRの話はまた別記事でじっくり書きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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