みなさんこんにちは。sakucame Blog sakuです。
前回の続きです。
9月30日、ハロウィンのパレードを撮りに行って、3時間半地蔵して、開始30分前の雨で中止。エレクトリカルパレードも中止。そこまでが前編でした。
今回はその日の後半戦です。
雨がやまないので、撮るものを変えました。

135mmを外して、24-70に付け替えた
パレードを撮るつもりで持っていったのはNIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaでした。
これ、水たまりには全く向きません。
135mmに限らず、望遠寄りは全体的に向かないです。
映り込みの一部分しか切り取れないからです。画角が狭いので向かないですよね。
水たまりのリフレクションは「水面に何が映っているか」と同時に「その水たまりがどこにあるか」が効いてきます。だから周りごと入れたくなる。
つまり広角寄りがベストです。本音を言えば、超広角がいちばんいい。
ただ、この日は超広角を持っていきませんでした。パレードを撮りに行く日だったので、そもそも頭になかったんですよね。
なので、持っている中でいちばん広く撮れるNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sに付け替えました。
24mmまで引けるのは大きいです。足元の水たまりに寄りながら、奥の景色まで一緒に入れられる。f/2.8通しなので、暗くなってからも戦えます。
とはいえ、24mmでも足りないと思った場面は何度もありました。
次は超広角を鞄に入れていきます。
Nikon Z9とこの組み合わせは重いんですが、この日はもう諦めがついていたので気になりませんでした 笑
雨は、やんだあとより降っている最中のほうがいい
リフレクション撮影って、雨上がりに狙うものだと思われがちです。
でもこの日に分かったのは、降っている最中のほうが水たまりが多いし、雨も土砂降りじゃないので案外水面が波打ってないということでした。
当たり前の話なんですが、やんでしまうと水が引きます。排水のいい場所から順に消えていくので、いい位置の水たまりほど早くなくなるんですよね。降り続いているうちは、そこらじゅうが鏡です。
パレードが中止になるくらい降ってくれたおかげで、地面の状態としては最高でした。
喜んでいいのか分かりませんが 笑
撮り方は、とにかくカメラを低くする
ここがいちばん大事です。
水たまりの映り込みは、浅い角度で見るほど大きく、はっきり映ります。立ったまま見下ろすと、ただの濡れた地面にしか見えません。しゃがんで、さらにカメラを地面すれすれまで下げると、別の世界が出てきます。
水が溜まってなくても濡れていれば灯りが反射して綺麗。

Nikon Z9はモニターが縦にも横にもチルトするので、こういうときに強いです。
地面に這いつくばらなくても、画面を見ながら低い位置で構えられます。雨の日に地面に寝そべるのは、さすがにやりたくないので 笑
もうひとつ、ピントの話があります。
水面にピントを合わせても、映っている像にはピントが合いません。
映り込みというのは鏡の向こう側にある像なので、水面までの距離ではなく、水面で折り返した先までの距離にピントが来ます。カメラから水たまりまでが1m、水たまりから建物までが10mなら、ピントを合わせるべき距離は11mになりますね。難しやー
だからAFで水面を狙うと、たいてい手前に持っていかれます。映り込みのエッジ(明かりの輪郭)にAFポイントを置くか、うまくいかなければマニュアルで送ったほうが早いです。
設定の話
この日の写真を見返したら、実際はこうなっていました。
・ISOは800と1000だけ。それ以上は上げていません
・絞りはf/2.8が中心。手前の水たまりと奥の景色を両方見せたいときだけf/5.6〜6.3
・シャッタースピードは1/1250から、いちばん遅いもので1/2秒
・焦点距離は24mmから70mmまで全域
自分でも意外だったのがシャッタースピードです。
手持ちで1/2秒は、普通なら無理な数字です。
これができているのは、カメラを地面すれすれまで下げているからだと思います。
低く構えるとき、カメラは手だけで支えていません。地面に近づくほど、肘や手を低い位置で固定できます。そこにZ9のボディ内手ブレ補正が乗るので、立って構えるときとは粘りが全然違います。
地面に下げた理由は映り込みを大きくするためでしたが、結果としてシャッタースピードの余裕まで手に入っていたことになります。
だからISOを800のままで済んでいるんですよね。
そしてひとつ、雨の日ならではの要素があります。
雨粒が落ちて、水面が揺れます。
シャッタースピードを速くすると波紋が止まって、鏡がひび割れたような映り込みになります。遅くすると波紋がならされて、鏡に近づきます。どちらが正解ということはなくて、ここは完全に好みです。
私はこの日、止める側で撮りました。せっかく雨の日なので、雨が降っていることが分かる絵のほうがいいと思ったからです。

雨の夜のパークは、地面が余っている
これは撮っていて気付いたことです。
雨の日は人が減ります。
そして減った人のぶん、地面が見えます。
晴れた夜のパークで足元を撮ろうとすると、だいたい誰かの足が入ります。でもこの日は、水たまりの前に立って、じっくり構図を作る時間がありました。
パレードが中止になって空いた時間と、人が少ない地面。
この2つが揃う日は、そんなに多くないと思います。

この日、水たまりに映っていたもの
いちばん粘ったのは、イッツ・ア・スモールワールドでした。

あの建物は壁一面がパステルの装飾で、夜になると全部光ります。その手前に大きな水たまりができていて、建物がまるごと逆さに映っていました。上と下で色がつながって、どちらが本物か分からなくなる絵になります。晴れた日には絶対に撮れません。
キャッスルカルーセルも良かったです。
回転木馬の電球が水面で金色にばらけて、建物の輪郭ごと鏡になっていました。ここは左右対称に構えると気持ちよく決まります。

それから、フィルハーマジックの前とワールドバザールのアーケード。
どちらも地面がよく磨かれているので、濡れると反射が強く出ます。傘をさした人のシルエットが金色の路面に落ちて、それだけで絵になっていました。

そしてシンデレラ城です。
紫にライトアップされた城と、その手前に広がる水たまり。ハロウィンの色なので、いつもと少し違って見えました。

何枚かは白黒にもしてみました。
金色の路面と傘の人は、色を抜いても強いです。むしろ濡れている質感だけが残るので、白黒のほうが雨の日らしいかもしれません。

カメラは濡らしたままにしない
前編にも書きましたが、大事なところなのでもう一度だけ。
Nikon Z9もNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sも防塵防滴です。この日も雨の中で普通に動いていました。
ただ、地面すれすれで構えるということは、カメラを水たまりのすぐ上まで下げるということです。跳ね返りも浴びます。
帰ってからタオルでしっかり拭いて、完全に乾かしてから防湿庫に入れました。
ここまでが撮影です。機材は大事に。我が子のように!
まとめ、そして中止の日にしか撮れないものもある
整理すると、こういう後半戦でした。
・135mmを外して24-70mmに持ち替え。引けることと、f/2.8通しが効く
・水たまりは雨上がりより、降っている最中のほうが多い
・カメラは地面すれすれまで下げる。浅い角度ほど映り込みが大きくなる
・ピントは水面ではなく、折り返した先の距離に合わせる
・雨粒の波紋は、シャッタースピードで表情が変わる。止めるかならすかは好み
・雨の夜は人が少ないので、地面をじっくり撮れる
パレードが中止にならなければ、私はこの日、足元を一度も見ていなかったと思います。
3時間半は返ってきません。
でも、あの日の地面は、あの日にしか撮れませんでした。

とはいえ、ダンありのフレンジーは撮れていません。
そっちは晴れた日にリベンジしてきます。
バケパで2st ミッキーストップ位置。シンデレラ城バックにミッキーぶち抜きたいけど、今年中にできるかな〜。ハロウィン終了まで!頑張って作戦練ります。




















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