みなさんこんにちは。sakucame Blog sakuです。
ここまで2本、飛行機にカメラ機材を持ち込むときの重量の話と、Think Tankのローラーの内寸の話を書いてきました。
で、私はずっとローラーを買うつもりでいました。800mmをずっと背負うのは大変だろうと思っていたからです。
ところがリュック側も調べてみたら、思っていたのと違う結果が出てきました。
というわけで今回は、ローラーとリュック、そして合体モデルを同じ土俵で比べます。気になる方だけ読み進めていただければと思います。
まず、合体モデルという選択肢があります
Think Tankには、ローラーとリュックの両方として使えるモデルがあります。背面にハーネスが収納されていて、舗装路は転がして、芝生や階段では背負う、という使い方ができるものです。
・ウォーカープロ ローリングバックパック
・エアポート テイクオフ V2.0
・ストリートウォーカー ローリング バックパック V2.0
私は最初、この手のモデルは「どっちつかずで一番重いんだろう」と決めつけていました。
これが間違いでした。
重量を並べたら、思っていたのと違いました
本体重量を種類ごとに並べます。公式と銀一の数値です。
| モデル | 種類 | 本体重量 |
|---|---|---|
| ウォーカープロ バックパック 30L | リュック | 1.89kg |
| バックライト ロング レンズ | リュック | 2.16kg |
| バックライト 36L | リュック | 2.2kg |
| ストリートウォーカー ハードドライブ V2.0 | リュック | 2kg |
| ウォーカープロ ローリングバックパック | 合体 | 3.5kg |
| エアポート アドバンテージ XT | ローラー | 3.4kg |
| エアポート ローラーダービー V2 | ローラー | 4.5kg |
合体モデルの3.5kgは、ローラー専用のXT(3.4kg)とほぼ同じでした。
「合体は重い」という私の思い込みは、現行のラインナップには当てはまりませんでした。差は100gです。
そして一番軽いのは、リュックでした。
ウォーカープロ バックパック 30Lが1.89kg。XTと比べると1.5kg以上軽いです。
①で書いたとおり、機内持ち込みの枠は総重量10kgです。バッグ本体が1.5kg軽くなるというのは、そのまま持っていける機材が増えるということなんですよね。
一番の発見は「バックライト ロング レンズ」でした
リュックを調べていて一番驚いたのがこれです。
バックライト ロング レンズ
・内寸:H57.8 × W21〜21.6 × D16.5〜20.3cm
・外寸:H62.9 × W24.1 × D21.6cm
・容量:32L
・重量:2.16kg
・価格:42,900円(税込)
・収納できる最長レンズ:800mm F5.6(グリップ付きボディにアダプターまたはテレコンバーターを付けた状態)
名前のとおり超望遠専用のリュックで、公式には最大で600mm F4または800mm F5.6まで入ると書かれています。
私が入れたい800mm f/6.3は全長385mmです。内寸57.8cmなので、余裕があります。
しかもここが大きいんですが、Z9を付けたままでも385mm+約90mmで475mmほど。内寸57.8cmなら、ボディを外さずに入ります。
②で書いたとおり、ローラーだとZ9は外すしかありませんでした。現場で付け外しする手間が消えるのは、かなりありがたいです。
重量も計算してみます。Z9が1,340g、800mmが2,385gなので、バッグ込みで5,885g。
ここにZ7(675g)と100-400mm(1,435g)を足しても7,995gで、10kgまで2kg残ります。身の回り品も入りますね。XTだと機材を絞らないといけなかったので、ここは明確な差です。
値段も42,900円で、XTより15,000円ほど安い。
軽くて、800mmが公式対応で、安い。こう書くと完璧なんですが、落とし穴がありました。
外寸で引っかかります
国内線(100席以上)の機内持ち込み規定は、3辺の合計115cm以内で、かつ55×40×25cm以内です。
バックライト ロング レンズの外寸は、H62.9 × W24.1 × D21.6cm。
高さ62.9cmで、55cmを8cm近く超えています。
3辺の合計は108.6cmなので115cmはクリアしているんですが、各辺の規定を大きく外しています。ここは見逃してもらえると期待するには、超過幅が大きいと思います。
リュックは柔らかいので押し込めるという意見もありますが、中に800mmが入っている状態で潰すわけにはいかないですよね。
表にまとめます
800mmが入るかどうかと、持ち込み規定に収まるかどうかを一緒に並べます。
| モデル | 種類 | 内寸長辺 | 385mm | 重量 | 外寸高さ | 55cm規定 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウォーカープロ バックパック 30L | リュック | 47cm | 入る | 1.89kg | 54.3cm | 収まる | 48,400円 |
| バックライト ロング レンズ | リュック | 57.8cm | 入る | 2.16kg | 62.9cm | 超過 | 42,900円 |
| バックライト 36L | リュック | 53.5cm | 入る | 2.2kg | 57cm | 超過 | 未確認 |
| ウォーカープロ ローリングバックパック | 合体 | 48.3cm | 入る | 3.5kg | 53.3cm | 収まる | 64,900円 |
| エアポート アドバンテージ XT | ローラー | 45.7cm | 入る | 3.4kg | 53.3cm | 収まる | 58,080円 |
こうして並べると、軽さと寸法適合と転がせることの、三すくみになっているのが分かります。
・軽さを取ると、寸法で引っかかる
・寸法を取ると、重さか値段で損をする
・転がせることを取ると、重さが乗る
ちなみにウォーカープロ バックパック 30Lは1.89kgで外寸54.3cm、両方クリアしています。公式の最長レンズは200-400mm F4(単体)なので、385mmの800mmは内寸47cmに収まる計算ですが、公式の記載範囲は少し超えます。ここを狙うなら、買う前に実物で確認したほうがいいと思います。
で、どう選ぶか
用途で切ると、こうなると思います。
空港からホテルまでの移動が長い人
ローラーです。転がせることの価値は、荷物が重いほど上がります。
サーキットや不整地で撮る人
リュックです。芝生、砂利、階段、スタンドの段差。ローラーはここでかなりしんどくなります。バックライトのシリーズは背負ったまま背面から機材を出せる設計なので、地面に置かずに済むのも効きます。
重量枠がギリギリの人
リュックです。バッグ本体の1.5kgは、そのまま機材1本分です。
両方やりたい人
合体モデル。現行のウォーカープロ ローリングバックパックなら、XTと重量差100gで両対応になります。ただし64,900円で、XTより6,800円ほど高いです。

合体モデルの弱点は重量ではなく、ハーネスの薄さだと思います。収納式なので、専用リュックのような腰で背負う構造にはなりません。3.5kgに機材を入れて長時間背負うのは、バックライトの2.16kgとは別の体験になるはずです。ここは実物を背負ってみたいところ。
私の結論
私の場合は、望遠を持っての飛行機移動が主目的です。
そうすると、外寸が規定に収まっていないと話が始まりません。バックライト ロング レンズは魅力的なんですが、高さ62.9cmで持ち込みを断られる可能性を抱えたまま空港に行くのは、ちょっと落ち着かないんですよね。
なので規定に収まっている3モデルから選ぶことになります。
・エアポート アドバンテージ XT(ローラー・3.4kg・58,080円)
・ウォーカープロ ローリングバックパック(合体・3.5kg・64,900円)
・ウォーカープロ バックパック 30L(リュック・1.89kg・48,400円)
ここで迷いが出ました。合体モデルが重量差100gなら、選択肢が増えるぶん合体のほうが合理的に見えるんですよね。
ただ、私がやりたいのは「空港で転がして、現場では三脚と800mmを持って歩く」です。現場で背負うのは800mmそのもので、バッグではありません。そう考えると、ハーネスに6,800円払う理由が自分にはないな、と。
というわけで、やっぱりアドバンテージ XTにします。
ボーナスが出たら買います!!!
まとめ、そして次は
・「合体モデルは一番重い」は現行ラインナップでは成り立たない。合体3.5kg、ローラー専用3.4kgで差は100g
・一番軽いのはリュック。ウォーカープロ バックパック 30Lが1.89kgで、XTより1.5kg以上軽い
・バックライト ロング レンズは2.16kgで公式に800mm F5.6対応、Z9を付けたまま入る。しかも42,900円
・ただし外寸の高さ62.9cmで、持ち込み規定の55cmを大きく超える
・軽さ・寸法適合・転がせることの三すくみ。どれを捨てるかで決まる
飛行機前提なら寸法から入る。現場重視ならリュック。これが私の整理です。
次は、カメラバッグを探し始めるきっかけになったBRIEFINGのバッグについて書きます。撮影に使ってみて、向いていないと感じた点が1つだけありました。
なおこの記事の価格と仕様は2026年10月21日時点のものです。モデルの更新も価格の変動もあるので、買うときは必ず最新のページを確認してください。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
それではまた次の記事で会いましょう。さよなら〜













合体モデルって、昔から「ハーネスのぶん重くなる」と言われてきたんですよね。実際に数字を並べるまで、私もそう思っていました。調べないと分からないものです。