カメラバッグ、ローラーとリュックどっちがいいのか。800mmを運ぶ前提で比べたら、一番軽いのはリュックでした

③ローラーとリュックどっちがいいのか

みなさんこんにちは。sakucame Blog sakuです。

ここまで2本、飛行機にカメラ機材を持ち込むときの重量の話と、Think Tankのローラーの内寸の話を書いてきました。

①カメラバッグは容量で選ぶと失敗する
②エアポート系ローラー5モデルの内寸

で、私はずっとローラーを買うつもりでいました。800mmをずっと背負うのは大変だろうと思っていたからです。

ところがリュック側も調べてみたら、思っていたのと違う結果が出てきました。

というわけで今回は、ローラーとリュック、そして合体モデルを同じ土俵で比べます。気になる方だけ読み進めていただければと思います。

まず、合体モデルという選択肢があります

Think Tankには、ローラーとリュックの両方として使えるモデルがあります。背面にハーネスが収納されていて、舗装路は転がして、芝生や階段では背負う、という使い方ができるものです。

・ウォーカープロ ローリングバックパック
・エアポート テイクオフ V2.0
・ストリートウォーカー ローリング バックパック V2.0

私は最初、この手のモデルは「どっちつかずで一番重いんだろう」と決めつけていました。

これが間違いでした。

重量を並べたら、思っていたのと違いました

本体重量を種類ごとに並べます。公式と銀一の数値です。

モデル種類本体重量
ウォーカープロ バックパック 30Lリュック1.89kg
バックライト ロング レンズリュック2.16kg
バックライト 36Lリュック2.2kg
ストリートウォーカー ハードドライブ V2.0リュック2kg
ウォーカープロ ローリングバックパック合体3.5kg
エアポート アドバンテージ XTローラー3.4kg
エアポート ローラーダービー V2ローラー4.5kg

合体モデルの3.5kgは、ローラー専用のXT(3.4kg)とほぼ同じでした。

「合体は重い」という私の思い込みは、現行のラインナップには当てはまりませんでした。差は100gです。

saku
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合体モデルって、昔から「ハーネスのぶん重くなる」と言われてきたんですよね。実際に数字を並べるまで、私もそう思っていました。調べないと分からないものです。

そして一番軽いのは、リュックでした。

ウォーカープロ バックパック 30Lが1.89kg。XTと比べると1.5kg以上軽いです。

①で書いたとおり、機内持ち込みの枠は総重量10kgです。バッグ本体が1.5kg軽くなるというのは、そのまま持っていける機材が増えるということなんですよね。

一番の発見は「バックライト ロング レンズ」でした

リュックを調べていて一番驚いたのがこれです。

バックライト ロング レンズ

・内寸:H57.8 × W21〜21.6 × D16.5〜20.3cm
・外寸:H62.9 × W24.1 × D21.6cm
・容量:32L
・重量:2.16kg
・価格:42,900円(税込)
・収納できる最長レンズ:800mm F5.6(グリップ付きボディにアダプターまたはテレコンバーターを付けた状態)

名前のとおり超望遠専用のリュックで、公式には最大で600mm F4または800mm F5.6まで入ると書かれています。

私が入れたい800mm f/6.3は全長385mmです。内寸57.8cmなので、余裕があります。

しかもここが大きいんですが、Z9を付けたままでも385mm+約90mmで475mmほど。内寸57.8cmなら、ボディを外さずに入ります。

②で書いたとおり、ローラーだとZ9は外すしかありませんでした。現場で付け外しする手間が消えるのは、かなりありがたいです。

重量も計算してみます。Z9が1,340g、800mmが2,385gなので、バッグ込みで5,885g。

ここにZ7(675g)と100-400mm(1,435g)を足しても7,995gで、10kgまで2kg残ります。身の回り品も入りますね。XTだと機材を絞らないといけなかったので、ここは明確な差です。

値段も42,900円で、XTより15,000円ほど安い。

軽くて、800mmが公式対応で、安い。こう書くと完璧なんですが、落とし穴がありました。

外寸で引っかかります

国内線(100席以上)の機内持ち込み規定は、3辺の合計115cm以内で、かつ55×40×25cm以内です。

バックライト ロング レンズの外寸は、H62.9 × W24.1 × D21.6cm。

高さ62.9cmで、55cmを8cm近く超えています。

3辺の合計は108.6cmなので115cmはクリアしているんですが、各辺の規定を大きく外しています。ここは見逃してもらえると期待するには、超過幅が大きいと思います。

リュックは柔らかいので押し込めるという意見もありますが、中に800mmが入っている状態で潰すわけにはいかないですよね。

表にまとめます

800mmが入るかどうかと、持ち込み規定に収まるかどうかを一緒に並べます。

モデル種類内寸長辺385mm重量外寸高さ55cm規定価格(税込)
ウォーカープロ バックパック 30Lリュック47cm入る1.89kg54.3cm収まる48,400円
バックライト ロング レンズリュック57.8cm入る2.16kg62.9cm超過42,900円
バックライト 36Lリュック53.5cm入る2.2kg57cm超過未確認
ウォーカープロ ローリングバックパック合体48.3cm入る3.5kg53.3cm収まる64,900円
エアポート アドバンテージ XTローラー45.7cm入る3.4kg53.3cm収まる58,080円

こうして並べると、軽さと寸法適合と転がせることの、三すくみになっているのが分かります。

・軽さを取ると、寸法で引っかかる
・寸法を取ると、重さか値段で損をする
・転がせることを取ると、重さが乗る

ちなみにウォーカープロ バックパック 30Lは1.89kgで外寸54.3cm、両方クリアしています。公式の最長レンズは200-400mm F4(単体)なので、385mmの800mmは内寸47cmに収まる計算ですが、公式の記載範囲は少し超えます。ここを狙うなら、買う前に実物で確認したほうがいいと思います。

で、どう選ぶか

用途で切ると、こうなると思います。

空港からホテルまでの移動が長い人
ローラーです。転がせることの価値は、荷物が重いほど上がります。

サーキットや不整地で撮る人
リュックです。芝生、砂利、階段、スタンドの段差。ローラーはここでかなりしんどくなります。バックライトのシリーズは背負ったまま背面から機材を出せる設計なので、地面に置かずに済むのも効きます。

重量枠がギリギリの人
リュックです。バッグ本体の1.5kgは、そのまま機材1本分です。

両方やりたい人
合体モデル。現行のウォーカープロ ローリングバックパックなら、XTと重量差100gで両対応になります。ただし64,900円で、XTより6,800円ほど高いです。

saku
saku

合体モデルの弱点は重量ではなく、ハーネスの薄さだと思います。収納式なので、専用リュックのような腰で背負う構造にはなりません。3.5kgに機材を入れて長時間背負うのは、バックライトの2.16kgとは別の体験になるはずです。ここは実物を背負ってみたいところ。

私の結論

私の場合は、望遠を持っての飛行機移動が主目的です。

そうすると、外寸が規定に収まっていないと話が始まりません。バックライト ロング レンズは魅力的なんですが、高さ62.9cmで持ち込みを断られる可能性を抱えたまま空港に行くのは、ちょっと落ち着かないんですよね。

なので規定に収まっている3モデルから選ぶことになります。

・エアポート アドバンテージ XT(ローラー・3.4kg・58,080円)
・ウォーカープロ ローリングバックパック(合体・3.5kg・64,900円)
・ウォーカープロ バックパック 30L(リュック・1.89kg・48,400円)

ここで迷いが出ました。合体モデルが重量差100gなら、選択肢が増えるぶん合体のほうが合理的に見えるんですよね。

ただ、私がやりたいのは「空港で転がして、現場では三脚と800mmを持って歩く」です。現場で背負うのは800mmそのもので、バッグではありません。そう考えると、ハーネスに6,800円払う理由が自分にはないな、と。

というわけで、やっぱりアドバンテージ XTにします。

ボーナスが出たら買います!!!

まとめ、そして次は

・「合体モデルは一番重い」は現行ラインナップでは成り立たない。合体3.5kg、ローラー専用3.4kgで差は100g
・一番軽いのはリュック。ウォーカープロ バックパック 30Lが1.89kgで、XTより1.5kg以上軽い
・バックライト ロング レンズは2.16kgで公式に800mm F5.6対応、Z9を付けたまま入る。しかも42,900円
・ただし外寸の高さ62.9cmで、持ち込み規定の55cmを大きく超える
・軽さ・寸法適合・転がせることの三すくみ。どれを捨てるかで決まる

飛行機前提なら寸法から入る。現場重視ならリュック。これが私の整理です。

次は、カメラバッグを探し始めるきっかけになったBRIEFINGのバッグについて書きます。撮影に使ってみて、向いていないと感じた点が1つだけありました。

なおこの記事の価格と仕様は2026年10月21日時点のものです。モデルの更新も価格の変動もあるので、買うときは必ず最新のページを確認してください。

ここまで読んでくれてありがとうございました。

それではまた次の記事で会いましょう。さよなら〜

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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