福島県にある浄土平天文台で天の川撮影と朝焼け撮影

ペルセウス座流星群極大の8月13日の翌日、福島が晴れるということで福島県にある浄土平天文台まで行ってまいりました。


高速道路を使って片道4時間半。結構疲れましたが、濃ゆい天の川の為ならと…

昼過ぎに家を出発し、陽が落ちるまでについてロケハンをしたかったのですが、羽生SAでずんだシェイクを飲んだり、福島市あたりでスーパー銭湯に入ったりしていたらあっという間に陽がくれ、ついたのは20時でした。ロケはできず、またやらかした。


着くまでに土砂降りの雨の中や数メートル先が全く見えない雲の中を車で走り、対向車ともすれ違わないし、後続車も居なく現地も全く人が居ないのかなと思ったら、駐車場に大量の車が…

お盆休みという事とペルセウス座流星群極大の翌日という事もあってたくさんの人が居ました。

ロケハンが出来なかったのでとりあえず適当に車を停め近場を散策すると駐車場で三脚を立てている人がちらほら居ます。

そして歩道脇の芝にシートを敷いて寝転がっている家族やカップル。

もう暗くて最適な撮影場所も見つけられなそうでしたので私も駐車場からの撮影としました。


天の川は目視確認できるほど濃いので問題なしなのですが、風景を入れようとすると大量の出入りする車のライトで白飛びしてしまいます。

これはダメだと思い、星だけを追尾することにしました。

撮影は、いつもの如く、Nikon Z6、Z14-30 F4、50F1.8、ポラリエUです。

ビクセン(Vixen) ポータブル赤道儀 星空雲台 ポラリエ U 35491

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G フルサイズ対応 AF-S 50/1.8G

Z6+50mm+赤道儀使用
SS 60 ISO800 F2.8 1枚撮り

せっかく福島まできましたが、星単体の写真とは全く福島感がありません。しかしゴリゴリの天の川が写るし、ピュンピュン流れ星が流れとても満足のいく撮影をすることが出来ました。(流星群は画角に入りませんでしたが…)

Z6+16mm+赤道儀使用
SS 120 ISO1000 F4.5 1枚撮り

流れ星が流れる度に観覧している大勢の人の「おぉ〜!!」という声と子供たちの「見えた〜!」という声を聞きながら3時間ほど撮影をし撮影に満足できたので車中泊寝ることにします。

Z6+16mm+赤道儀使用
SS 120 ISO1000 F4.5 ×6枚スタック

雲が少しあったのが残念でした。


翌朝

4時に起床すると少し外が明るくなっており、朝焼けに向けて撮影の準備をします。

夜は暗くてわからなかったですがこんな地形になっていることを把握します。そして小山を発見。

↓写真の真ん中に写っているのが車を停めている駐車場です。

星撮影は間違いなくここから撮影をした方が良かったとロケハンの大事さに改めて気がつきます。

↓今回撮影した8月なら私の影の正面あたりに縦の天の川がきます。車のヘッドライトの影響も少なそうです。

小山の階段を上り、体力の衰えを感じながら登頂しそして太陽は小山の奥の東北東から上がる予定ということで三脚をセットし待機します。

↓段々日がのぼってきます。

↓太陽が上がる方向には福島市街が広がり、その左側にある山々には良い雰囲気のかすみが出ております。

太陽が上がるにつれ赤色に染まっていく空に一心不乱にシャッターを押し、レンズを変えたり構図を変えたりとセカセカ撮影を続けます。

あっという間に太陽が上がりきり、浄土平天文台での夜の部、朝の部の撮影が終了です。

星撮影翌朝にしっかりロケハンが出来たので翌年の撮影に生かしていきたいと思います。


星撮影や天体観測は、真っ暗闇の中にいかなければ撮れない、見れないイメージがありますが、この浄土平天文台は福島じゃ有名な場所らしくかなりの人が星を見にきていたので安心して撮影することが出来ました。一人ぼっちで撮影していると動物の鳴き声や風による草木の揺れる音、、海だと波の音、時には急になる自分の携帯の着信音などにビクビクしながら撮影をすることが多いです。

安心感もあってこんなに星が綺麗に見えてそして標高が高いので8月でも少し肌寒く連日30度越えの暑苦しい場所から逃げ避暑地感がありましたね。

星や宇宙が好きな子供なんか連れてきて家族で天体観測なんてのも素敵だなと思った、そんな撮影場所でした。皆さんも是非撮影に行って小山に登って撮影していただければと思います。

※最後に現地は、駐車場近辺は電波なしで小山に登ると電波ある状態となりますのでご注意ください。

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