Z 9・Z 7で使う大容量XQDカード徹底比較|ニコン純正とソニー、いま買えるのはどれ?

大容量XQDカード徹底比較のアイキャッチ

ニコンのZ 7やZ 9は、XQDカードで記録することができるカメラです。SDカードももちろん必要なんですが、XQDカードも大容量のものが欲しいなと思っています。お金はないんですが…笑

でも、来春のF1 2027までには1枚買い足したいというのが本音です。そこで今回は、いま買えるXQDカードを、ニコン純正も入れて、自分なりに比較、整理してみることにしました。

先に断っておくと、今回は実際に全部を買って計測した、というわけではなく、各メーカーの公式スペックと、Amazon.co.jpの価格を中心にまとめた記事です。「買う前に知っておきたい情報を整理した」くらいの温度感で読んでもらえるとうれしいです。

Z 9・Z 7で使えるメモリーカードのおさらい

ニコンの公式サイトによると、Z 9はCFexpress Type BカードとXQDカードの両方が使えます。Z 7・Z 6も、ニコン・ソニー・LexarのXQDカードが使えます。SDカードやCompactFlashカードは使えません。

ちなみに、Z 9のFAQには「Nikon ブランドの XQD カードは、日本国内のみで販売」と書かれています。ニコン純正のXQDは、国内向けの商品なんですね。

注意したいのは、転送速度が遅いカードだと、動画の記録が途中で終了することがある点です。ハイスピードフレームキャプチャーでは、最大250MB/s以上のカードが推奨されています。今回比較するカードは、どれも書込速度が最大400MB/sなので、この点は問題なさそうです。

今回比較する6枚

今回調べたのは、以下の6製品です。大容量(120GB以上)のXQDカードから選びました。

  • ニコン XQDメモリーカード MC-XQ120G(120GB)
  • ソニー XQDメモリーカード QD-G120F(120GB)
  • ソニー XQDメモリーカード QD-G240F(240GB)
  • Delkin Devices Premium XQD(120GB・240GB)
  • ソニー XQDメモリーカード QD-G256E(256GB)
  • Lexar Professional 2933x XQD 2.0(128GB)

先に言っておくと、XQDカードはすでに世代交代が進んでいて、6枚のうち2枚は、新品を見つけられませんでした。それも含めて、ひとつずつ見ていきます。

ニコン XQDメモリーカード MC-XQ120G

まずは、ニコン純正のXQDカードから。2018年に64GBと120GBが発売されました。

  • 容量:120GB
  • 最大読出速度:440MB/s
  • 最大書込速度:400MB/s
  • 対応カメラ:D6、D5、D850、D500、Z 9、Z 8、Z 7II、Z 7、Z 6III、Z 6II、Z 6
  • 価格の目安:32,500円(Amazon.co.jp)

純正なので、対応カメラがはっきり書かれているのが安心です。ただ、1GBあたりの価格は今回の中で一番高く、約271円になります。ちなみに、楽天市場で新品を探すと、最安でも41,312円でした。

ソニー XQDメモリーカード QD-G120F

続いては、XQDカードの定番、ソニーのGシリーズ。

  • 容量:120GB
  • 最大読出速度:440MB/s
  • 最大書込速度:400MB/s
  • 特徴:標準的なXQDカードに比べて、衝撃に5倍、曲げに2倍強い設計
  • 価格の目安:17,755円(Amazon.co.jp)

ニコン純正と同じ120GBで、速度も同じです。それでいて、価格は約半分、1GBあたり約148円と、今回の6枚の中で一番安いです。とにかく安く1枚買い足したい、という人には、有力な選択肢だと思います。

ソニー XQDメモリーカード QD-G240F

同じGシリーズの、240GBのモデルです。今回の中では、Delkinと並んで、新品で買える一番大きな容量です。

  • 容量:240GB
  • 最大読出速度:440MB/s
  • 最大書込速度:400MB/s
  • 特徴:QD-G120Fと同じく、衝撃・曲げに強い設計
  • 価格の目安:38,182円(Amazon.co.jp)

1GBあたりは約159円で、QD-G120Fとほとんど変わりません。ただ、ソニーの公式ストアでは、すでに販売終了になっていました。買うなら、今ある在庫のうちに、という感じです。

Delkin Devices Premium XQD

実は、XQDカードを作っているのはソニーとニコンだけではありません。Delkin Devicesも、XQDカードを出しています。

  • 容量:64GB・120GB・240GB
  • 最大読出速度:440MB/s
  • 最大書込速度:400MB/s
  • 特徴:衝撃・磁気・X線・静電気・UV・極端な温度に強い設計。生涯保証と、48時間交換保証つき
  • 価格の目安:240GBは60,511円(Amazon.co.jp、通常3〜4週間以内に発送)。120GBは、Amazon.co.jpで価格の表示がありませんでした

速度はソニー・ニコンと同じです。ただ、240GBで60,511円と、ソニーの同容量(38,182円)より約2万円高く、1GBあたりは約252円になります。そのぶん、保証が手厚いのが特徴です。

ソニー XQDメモリーカード QD-G256E

Eシリーズの、256GBのモデルです。容量は今回の中で最大です。

  • 容量:256GB
  • 最大読出速度:440MB/s
  • 最大書込速度:400MB/s
  • 価格の目安:Amazon.co.jp・価格.comでは、新品の取り扱いが見つかりませんでした

ソニーの公式ストアでも、販売終了になっていました。容量は魅力ですが、いまから新品で買うのは難しそうです。

Lexar Professional 2933x XQD 2.0(128GB)

最後は、Lexarの2933xです。Z 7・Z 6で使えるカードとして、ニコンの公式サイトにも名前が挙がっています。

  • 容量:128GB
  • 最大読出速度:440MB/s
  • 最大書込速度:400MB/s
  • 価格の目安:Amazon.co.jp・価格.comでは、新品の取り扱いが見つかりませんでした

こちらも、いまから新品で買うのは難しそうです。

スペック比較表

調べた数値をまとめると、こんな感じになりました。

製品名容量最大読出速度最大書込速度価格の目安(Amazon.co.jp)1GBあたり特徴
ニコン MC-XQ120G120GB440MB/s400MB/s32,500円約271円純正の安心感
ソニー QD-G120F120GB440MB/s400MB/s17,755円約148円6枚の中で最安
ソニー QD-G240F240GB440MB/s400MB/s38,182円約159円新品で買える最大容量
Delkin Premium XQD120GB・240GB440MB/s400MB/s240GB:60,511円約252円保証が手厚い
ソニー QD-G256E256GB440MB/s400MB/s新品は見つからず–公式ストアは販売終了
Lexar 2933x128GB440MB/s400MB/s新品は見つからず–新品の取り扱いなし

※速度の数値は、すべてメーカー公表のカタログスペックです。実際の転送速度は、使用するカードリーダーやカメラ本体によって変わってくるので、あくまで目安として見てもらえればと思います。

※価格は2026年9月時点で、Amazon.co.jpに掲載されていた価格の目安です。XQDカードは生産が終わりに近く、価格の変動や品切れが多いので、買う前に最新の価格を確認してください。

結局どれがいいのか、用途別に考えてみた

6枚とも速度は同じなので、選ぶポイントは「容量」「価格」「入手性」になりそうです。

  • とにかく安く1枚買い足したい人 → ソニー QD-G120F。120GBで17,755円と、今回の中で一番安く、1GBあたりも一番お得です。
  • 1枚で大容量が欲しい人 → ソニー QD-G240F。新品で買える一番大きな容量で、1GBあたりの価格もQD-G120Fとほぼ同じです。ただし、公式ストアは販売終了なので、在庫のあるうちに。
  • 保証の手厚さを重視したい人 → Delkin Premium XQD。生涯保証と、48時間交換保証がついています。ただし、価格は高めです。
  • 純正の安心感を重視したい人 → ニコン MC-XQ120G。対応カメラが公式にはっきりしています。価格は、ソニーの同容量の約2倍になります。

余談:キヤノンはまた違うカードだった

この記事を書くために調べていて、初めて知ったことがあります。キヤノンのカメラは、XQDカードではなく、また違うカードを使っているそうです。少し調べてみました。

キヤノンの公式FAQによると、EOS R5で使えるのは、CFexpress Type BカードとSDカードです。「XQDカードは使用できません」とはっきり書かれています。EOS-1D X Mark IIIも、使えるのはCFexpress Type Bカードだけで、XQD・CFast・CompactFlashには対応していません。

つまり、ニコンのZ 7・Z 9は、XQDとCFexpress Type Bの両方が使えるのに対して、キヤノンの最近のカメラは、CFexpress Type Bを使っているんですね。そこで、CFexpress Type Bがどんなカードなのか、XQDと簡単に比べてみます。

CFexpress Type Bってどんなカード?XQDと比べてみた

CFexpress Type Bは、XQDと同じ大きさ(38.5×29.8×3.8mm)のカードで、カードスロットの形も共通です。ただ、中身は別物で、XQDのスロットに挿しても、XQDカードとしては動きません。Z 9は最初からどちらも使えますが、Z 7は、CFexpressを使うためにファームウェアの更新が必要な場合があります(ニコンの公式FAQでは、カードごとにVer.2.20以降などの条件が書かれています)。

データをやりとりする方式も違います。CFexpressは、NVMeという方式で、PCIeというデータの通り道(レーン)が、XQDの1本に対して2本あります。そのため、理論値の最大速度は、XQDが約1GB/sなのに対して、CFexpress Type Bは約2GB/sです。

実際のカードの速度も、かなり違います。今回のXQDカードは最大読出440MB/s・書込400MB/sですが、ニコン純正のCFexpress Type B(MC-CF660G・660GB)は、最大約1700MB/s・約1500MB/sです。

項目XQDCFexpress Type B
カードの大きさ38.5×29.8×3.8mm同じ
スロットの形XQD同じ形状(ただし、XQDカードとしては動きません)
方式PCIe(XQD 2.0はPCIe 3.0)PCIe + NVMe(レーンが2本)
理論値の最大速度約1GB/s約2GB/s
実際のカードの速度(例)読出440MB/s・書込400MB/s(ソニーG、ニコン純正など)読出約1700MB/s・書込約1500MB/s(ニコン純正 MC-CF660G)
容量(例)新品で買える最大は240GB660GB(ニコン純正 MC-CF660G)
価格の例120GBで17,755円(ソニー QD-G120F)660GBで117,700円(ニコンダイレクト、MC-CF660Gの発売時の価格)
使えるカメラ(例)ニコン Z 9・Z 7、D850 などニコン Z 9・Z 7、キヤノン EOS R5・EOS-1D X Mark III など

XQDは生産が終わりに近く、CFexpress Type Bが、これからの主流になっていく流れのようです。ただ、Z 9・Z 7は、どちらも使えるので、まずXQDを1枚、というのも十分ありだと思います。

おわりに

こうして並べてみると、XQDカードは速度がどれも同じで、あとは容量と価格と入手性で決まるカードだと分かりました。しかも、大容量のものは、もう新品がほとんど残っていません。買うなら、早めに動いたほうがよさそうです。

Z 9ならCFexpress Type Bカードも使えるので、これから新しく買うなら、そちらも選択肢になります。CFexpress版の比較も、いつかまとめてみたいです。

来春のF1 2027までに、どれを1枚買い足すか。お財布と相談しながら、じっくり悩もうと思います。

紹介機材一覧

Nikon XQDメモリーカード 120GB MC-XQ120G
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ソニー XQDメモリーカード Gシリーズ 120GB QD-G120F
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ソニー XQDメモリーカード Gシリーズ 240GB QD-G240F
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Delkin Devices Premium XQDメモリーカード 240GB DDXQD-240GB
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Delkin Devices

※記事中の速度の数値・対応カメラは、ニコン・ソニー・Delkin・キヤノンの公式サイトの情報、価格はAmazon.co.jpの掲載価格をもとにしています(2026年9月時点)。最新の仕様や価格は、各メーカー・販売サイトでご確認ください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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