みなさんこんにちは。sakucameBlog sakuです。
「スマホじゃなくて、ちゃんとしたカメラが欲しい」「でもメーカーも機種も多すぎて、何を選べばいいかわからない」——そんな方に向けた記事です。
最初の1台を選ぶときに一番迷うのは、「どのメーカーにするか」だと思います。メーカーを決めると、レンズもそのメーカーのマウントで揃えていくことになるので、実はけっこう大事な選択なんですよね。
そこで今回は、主要5メーカー(ニコン・キヤノン・ソニー・富士フイルム・OM SYSTEM)から、いま新品で買える現行の入門機を1台ずつ選んでみました。スペックや価格は調べた情報をもとにまとめていて、価格は2026年9月16日時点の価格.comの最安値を参考にしています(価格は日々変わるので、購入時は改めてチェックしてください)。
まず結論:メーカー別の入門機はこの5台
| メーカー | 機種 | ひとことで言うと | 価格.com最安(税込) |
|---|---|---|---|
| キヤノン | EOS R50 | 軽くて安くて失敗しにくい、王道の1台目 | 98,993円(レンズキット) |
| ソニー | α6400 | レンズの選択肢が一番広い、定番APS-C | 103,800円(ボディ) |
| OM SYSTEM(旧オリンパス) | OM-5 Mark II | 手ブレ補正と防塵防滴で、旅と山に強い | 117,380円(ボディ) |
| ニコン | Z50II | 写真も動画も動きものもこなす、バランス型 | 131,961円(ボディ) |
| 富士フイルム | X-T30 III | 撮って出しの色が楽しい、ダイヤル操作のカメラ | 137,610円(ボディ) |
※キヤノンのみレンズキットの価格です。ほかはボディ単体の価格なので、レンズ代が別途かかります。
入門機を選ぶ前にチェックしたい4つのポイント
機種紹介の前に、入門機を比べるときに見ておきたいポイントを簡単にまとめておきます。
ファインダーがあるか
背面モニターだけで撮るカメラも増えていますが、晴れた屋外ではモニターが見えにくいことがあります。写真メインで考えているなら、覗いて撮れる電子ビューファインダー(EVF)があると撮りやすいです。今回の5台はすべてファインダー付きのモデルから選んでいます。
ボディ内手ブレ補正があるか
入門機クラスではボディ内手ブレ補正が省かれていることが多いです。今回の5台だと、ボディ内手ブレ補正があるのはOM-5 Mark IIだけ。ほかの機種は手ブレ補正付きのレンズと組み合わせるのが基本になります。夜の街歩きなど暗い場所でよく撮る人は、ここを気にしておくと後悔しにくいです。
重さ
いくら高性能でも、重くて持ち出さなくなってしまっては意味がありません。今回の5台は約375g〜約550gと幅があります。
レンズの選びやすさ
カメラは本体よりもレンズに長くお金をかける趣味です。純正レンズだけでなく、シグマやタムロンなどのサードパーティ製レンズがどれくらい出ているかも、長く使ううえでは大事なポイントになります。
キヤノン:EOS R50
とにかく「最初の1台で失敗したくない」という人に、まず候補に挙がるのがキヤノンのEOS R50です。
2023年3月発売と少し前のモデルですが、調べてみると2026年の今もAmazonのミラーレスの売れ筋上位に入り続けているらしく、入門機の定番と言っていい存在です。
- 約2,420万画素のAPS-Cセンサー
- バッテリー・カード込みで約375gと、今回の5台で最軽量
- ファインダー付き、自撮りもしやすいバリアングルモニター
- 4K動画(30p)に対応
- 人物・動物・乗り物を認識して追いかけるAF
カメラ任せでもきれいに撮れるオートモードに加えて、「背景をぼかす」「明るさを変える」といった操作を専門用語なしで調整できる「クリエイティブアシスト」が入っているのも入門機らしいポイントです。露出やF値の知識がなくても、画面を見ながら少しずつ覚えていけます。
レンズキットでも10万円を切る価格帯なので、予算を抑えたい人にとってはかなり現実的な選択肢です。一方で、ボディ内手ブレ補正はなく、上位機に比べるとボタンやダイヤルは少なめなので、「いずれは細かく設定して撮りたい」という人は、少し物足りなく感じる日がくるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 予算10万円前後で、レンズ込みで揃えたい
- とにかく軽いカメラがいい
- まずはオート中心で撮って、少しずつ覚えていきたい
ソニー:α6400
ソニーからは、APS-Cミラーレスの定番α6400を選びました。
発売は2019年2月と、今回の5台の中では一番古いモデルです。それでも価格.comの売れ筋ランキングでは今も上位に入っていて、長く売れ続けている理由がちゃんとある1台だと思います。
- 約2,420万画素のAPS-Cセンサー
- バッテリー・カード込みで約403g
- ファインダー付き、上に約180度開くチルトモニターで自撮りにも対応
- 4K動画(30p)に対応
- 425点の位相差AFと「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」
ソニーを選ぶ一番のメリットは、Eマウントのレンズの多さだと思います。純正はもちろん、シグマやタムロンなどのサードパーティからも手頃で写りのいいレンズがたくさん出ていて、将来フルサイズのα7シリーズに移るときにも使えるレンズが多いです。
一方で、発売から年数が経っているぶん、充電端子がUSB Type-CではなくmicroUSBだったり、バッテリーが小さめで持ちがやや心もとなかったりと、最新機種と比べると気になる部分もあります。ボディ内手ブレ補正もないので、レンズ側の手ブレ補正で補う形になります。
こんな人におすすめ
- レンズを色々試しながら長くカメラを楽しみたい
- 将来フルサイズへのステップアップも考えている
- 実績のある定番機を選びたい
OM SYSTEM(旧オリンパス):OM-5 Mark II
「オリンパスのカメラ」として探している人も多いと思いますが、現在オリンパスのカメラ事業はOMデジタルソリューションズに引き継がれていて、ブランド名は「OM SYSTEM」になっています。
OM SYSTEMからは、2025年7月発売のOM-5 Mark IIを選びました。ちなみに、長く入門機の定番だったOM-D E-M10 Mark IVは、2026年初めに国内の販売店で生産完了の表示が出たと報じられていて、今から新品で選ぶならOM-5 Mark IIが現実的です。
- 約2,037万画素のフォーサーズセンサー
- バッテリー・カード込みで約418g
- ボディ内手ブレ補正は中央最大6.5段(対応レンズとの組み合わせで最大7.5段)
- IP53の防塵防滴、-10℃の耐低温性能
- ファインダー付き、バリアングルモニター、USB Type-C対応
今回の5台の中で、ボディ内手ブレ補正と、等級付きの防塵防滴を両方備えているのはOM-5 Mark IIだけです。雨の日の旅行や登山など、カメラが濡れそうな場面でも気にせず持ち出せるのは大きな強みだと思います。
さらに、NDフィルターなしで滝や川の流れをスローシャッターで撮れる「ライブND」や、ピント位置をずらして撮った写真を合成する「深度合成」など、カメラの中で処理してくれる機能が充実しているのもOM SYSTEMらしいところ。手持ちでスローシャッターが使えるのは、手ブレ補正が強いこのカメラならではです。
センサーがAPS-Cより一回り小さいフォーサーズなので、背景を大きくぼかしたい人や暗所の画質を重視する人は、ほかの機種と比べて検討したほうがいいかもしれません。そのかわり、レンズも含めてシステム全体を小さく軽くまとめやすいのがメリットです。
発売時のOMデジタル直販価格は173,800円だったのが、2026年9月時点の最安値は11万円台まで下がっていて、いまはかなり狙い目の価格帯になっています。
こんな人におすすめ
- 旅行や登山、アウトドアでカメラを使いたい
- 夜景や手持ちのスローシャッターを楽しみたい
- レンズも含めて荷物をコンパクトにしたい
コラム:10月には新しい「OM SYSTEM PEN」も発売予定
OM SYSTEMといえば、2026年9月9日に新しい「OM SYSTEM PEN」が発表されたばかりです。
調べてみると、約236万ドットのファインダーや121点オールクロス像面位相差AF、最大5.5段のボディ内手ブレ補正、シリーズ初の防塵防滴(IPX1相当)を搭載していて、質量は約393gとのこと。海外ではスマホからステップアップしたい人や初心者向けのモデルとして紹介されているようです。
発売は2026年10月予定で、市場想定価格はボディ単体148,500円、14-42mmレンズキット165,000円となっています。まだ発売前なので今回は本命から外しましたが、見た目重視でOM SYSTEMを考えている人は、発売を待ってみるのもありだと思います。
OM SYSTEM PENについては、発売日や価格、旧モデルE-P7との違い、スナップカメラとしてどうかを別の記事で詳しくまとめています。
ニコン:Z50II
ニコンからはAPS-CミラーレスのZ50IIを選びました。写真・動画・動きもの、どれか一つに偏らずバランスよく使える1台です。
- 約2,088万画素のAPS-Cセンサー
- 画像処理エンジンは上位機と同じ世代のEXPEED 7
- バッテリー・カード込みで約550g
- ファインダー付き(前モデルのZ50より輝度が約2倍に)、バリアングルモニター
- 4K動画(60p)に対応
- 人物・動物・鳥・乗り物・飛行機などを認識するAF
Z50IIの面白いところは、ボディにピクチャーコントロール専用のボタンが付いていること。色味のプリセットをボタンひとつで呼び出して切り替えられるので、「撮って出しの色を自分好みにして楽しむ」という使い方がしやすくなっています。
また、上位機と同じZマウントなので、将来Z5IIやZ6IIIといったフルサイズ機にステップアップしても、レンズをそのまま使っていけるのもメリットです(APS-C用レンズをフルサイズ機で使うと、クロップされた画角になります)。
気になる点を挙げるなら、ボディ内手ブレ補正がないこと(動画用の電子手ブレ補正はあり)と、約550gと今回の5台では一番重いこと。ただ、そのぶんグリップはしっかりしていて、望遠レンズを付けたときの持ちやすさは期待できそうです。
こんな人におすすめ
- 写真も動画もバランスよく撮りたい
- 運動会やペット、野鳥など、動くものも撮りたい
- 将来はニコンのフルサイズ機も視野に入れている
富士フイルム:X-T30 III
富士フイルムからは、2025年11月発売のX-T30 IIIを選びました。
- 約2,610万画素のAPS-Cセンサー(X-Trans CMOS 4)
- バッテリー・カード込みで約378g
- ファインダー付き、チルト式タッチモニター
- 6.2K動画に対応
- 全20種類のフィルムシミュレーションと、専用のダイヤル
富士フイルムのカメラを選ぶ理由の大部分は、やっぱりフィルムシミュレーションの色だと思います。撮ったままのJPEGでも雰囲気のある色に仕上がるので、パソコンで編集しなくても写真を楽しめます。X-T30 IIIは、そのフィルムシミュレーションを専用ダイヤルで直感的に切り替えられるので、「今日はクラシッククローム」「夜はモノクロ」と気分で色を変えながら撮る楽しさがあります。
シャッタースピードなどを物理ダイヤルで操作する富士フイルムらしいクラシカルなデザインでありつつ、オートモードに切り替えるレバーも付いているので、最初はオートで撮って、慣れてきたらダイヤル操作に移っていく、という使い方ができます。
注意点は、ボディ内手ブレ補正がないことと、今回の5台の中では価格が一番高めなこと。レンズキットにするとさらに上がるので、予算は少し余裕を持って考えておきたいところです。
こんな人におすすめ
- 撮って出しの色の良さを重視したい
- カメラを「道具」としても見た目でも楽しみたい
- 日常のスナップや旅の記録を中心に撮りたい
5台のスペック比較表
| EOS R50 | α6400 | OM-5 Mark II | Z50II | X-T30 III | |
|---|---|---|---|---|---|
| 発売 | 2023年3月 | 2019年2月 | 2025年7月 | 2024年12月 | 2025年11月 |
| センサー | APS-C | APS-C | フォーサーズ | APS-C | APS-C |
| 有効画素数 | 約2,420万 | 約2,420万 | 約2,037万 | 約2,088万 | 約2,610万 |
| ボディ内手ブレ補正 | なし | なし | あり(最大6.5段) | なし | なし |
| ファインダー | あり | あり | あり | あり | あり |
| モニター | バリアングル | チルト | バリアングル | バリアングル | チルト |
| 動画 | 4K 30p | 4K 30p | 4K 30p | 4K 60p | 6.2K |
| 質量(バッテリー・カード込み) | 約375g | 約403g | 約418g | 約550g | 約378g |
| 価格.com最安(税込) | 98,993円(レンズキット) | 103,800円(ボディ) | 117,380円(ボディ) | 131,961円(ボディ) | 137,610円(ボディ) |
よくある疑問
最初はレンズキットでいい?
最初の1台なら、レンズキットで十分だと思います。キットレンズは広角から標準くらいまでをカバーしていて、旅行や日常のスナップなら大体のシーンに対応できます。しばらく使ってみて「もっと背景をぼかしたい」「もっと遠くを撮りたい」と感じたら、そのとき単焦点レンズや望遠レンズを追加するのがおすすめです。
フルサイズを最初から買うのはあり?
予算に余裕があればもちろんありですが、フルサイズはカメラ本体だけでなくレンズも大きく高価になりがちです。まずは入門機でカメラの楽しさを知って、自分が何を撮りたいかが見えてからでも遅くないと思います。今回の5台はどれも、同じメーカーのフルサイズ機やレンズにつなげやすいモデルです。
中古はどう?
中古でも状態の良いものは多いですが、初めてのカメラだと状態の見極めが難しいこともあります。保証のあるカメラ専門店の中古を選ぶと安心です。
まとめ
最後に、5台をもう一度ざっくり整理しておきます。
- とにかく予算を抑えて、失敗しない1台目が欲しい → キヤノン EOS R50
- レンズを色々試しながら長く楽しみたい → ソニー α6400
- 旅行やアウトドアで、天気を気にせず撮りたい → OM SYSTEM OM-5 Mark II
- 写真も動画も動きものも、バランスよく撮りたい → ニコン Z50II
- 撮って出しの色と、操作する楽しさを重視したい → 富士フイルム X-T30 III
どのメーカーを選んでも、今の入門機は十分きれいに撮れます。スペックの差よりも「持ち出したくなるかどうか」のほうが、長くカメラを楽しめるかに関わってくると思うので、可能であれば一度お店で実際に手に取って、グリップの握りやすさやファインダーの見え方を確かめてみてください。これから最初の1台を選ぶ人の参考になれば嬉しいです。


















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