みなさんこんにちは。sakucameBlog sakuです。
2026年9月9日、OMデジタルソリューションズから新しいミラーレス一眼「OM SYSTEM PEN」が発表されました。PENシリーズの新モデルは、2021年のOLYMPUS PEN E-P7以来、約5年ぶりです。
今すぐ買うつもりはないのですが、発表内容を見ていて「これはちょっと気になるな」と思ってしまったので、発売日や価格、スペック、旧モデルE-P7との違いを整理しつつ、どこが気になったのか、そして普段よく撮っているスナップ用のカメラとして見たときにどうなのかを、発表情報をもとにまとめてみました。まだ実機は触れていないので、スペックや公式情報から見た印象として読んでいただければと思います。
OM SYSTEM PENの発売日・価格・スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売時期 | 2026年10月下旬 |
| 価格(市場想定価格) | ボディ 148,500円/14-42mm F3.5-5.6 III レンズキット 165,000円/ダブルズームキット 176,000円 |
| カラー | シルバー、ブラック |
| センサー | 4/3型 Live MOS 有効約2,037万画素 |
| 手ブレ補正 | ボディ内5軸 中央最大5.5段 |
| AF | 121点オールクロス像面位相差AF、人物・犬猫の認識AF |
| ファインダー | 約236万ドットOLED(PENシリーズ初) |
| モニター | 3.0型 約104万ドット バリアングル式 |
| 防塵防滴 | IPX1相当(PENシリーズ初) |
| 質量 | 約393g(バッテリー・カード込み) |
ダブルズームキットには、新しい標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III」と、望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」が付いてきます。
気になったポイント①:やっぱりデザインがいい
まず惹かれたのは見た目です。公式サイトによると、デザインは1963年の「OLYMPUS PEN F」の雰囲気を受け継ぎつつ、今の感覚でまとめ直したものとのこと。直線基調のボディに、手に触れる部分は曲面を持たせたデザインで、天面はフラット。バッグの中で引っかかりにくく、サッと取り出しやすい形を意識しているそうです。
ロゴも「OLYMPUS」から「OM SYSTEM」に変わり、ここは好みが分かれそうなところですが、シルバーもブラックも、クラシカルなカメラらしい雰囲気はしっかり残っていると感じました。首から下げていても、いかにも「カメラを持っています」という威圧感が出にくいのは、PENらしさだと思います。
気になったポイント②:PENにファインダーと防塵防滴が付いた
個人的に一番大きいと思ったのがここです。これまでのPEN E-P7は背面モニターで撮るスタイルでしたが、新しいPENには約236万ドットの電子ビューファインダーが内蔵されました。
晴れた日の屋外だと背面モニターは見えにくいことがあるので、覗いて構図を決められるのはやっぱり安心感があります。カメラを顔に当てて構えられるので、手ブレの面でも有利です。
さらに、PENシリーズとして初めて防塵防滴(IPX1相当)にも対応しました。IPX1は「真上から落ちてくる水滴に耐える」レベルの防水等級で、本格的な雨の中でガンガン使うというより、急な小雨や水しぶきくらいなら慌てずに済む、という位置づけだと思います。それでも、これまで「雨が降ってきたらカメラをしまう」だったPENが、少し雨に強くなったのはうれしい変化です。
気になったポイント③:約393gにこの機能が入っている
サイズと機能のバランスも、発表を見て「おっ」と思ったところです。バッテリー・カード込みで約393gの小さなボディに、次のような機能が入っています。
- 中央最大5.5段のボディ内手ブレ補正
- 121点オールクロス像面位相差AF、人物・犬猫の認識AF
- 手持ちハイレゾショット、ライブND(ND2〜16)、深度合成、HDRといったコンピュテーショナルフォトグラフィ機能(CPボタンから呼び出し)
- 色やモノクロの仕上がりを細かく作り込める「プロファイルコントロール」(Film Rich Color、Film B&Wなど)
- C4K/4K動画、縦位置動画、映画のような色味で撮れる「OM-Cinema」
ライブNDはNDフィルターを付けずにスローシャッター効果を出せる機能で、これまでOM-1シリーズやOM-5 Mark IIといった、どちらかというと本格派のモデルに入っていた機能です。それがデザイン重視のPENにも入ってきたのは、けっこう思い切ったなと感じました。
OM SYSTEM PENと旧モデル「PEN E-P7」の違い
5年ぶりのPENということで、前のモデルE-P7と比べると、何が変わったのかがよくわかります。
| 項目 | OM SYSTEM PEN(2026) | OLYMPUS PEN E-P7(2021) |
|---|---|---|
| 発売 | 2026年10月下旬 | 2021年6月 |
| 発売時の価格 | ボディ 約15万円 | ボディ 約9.4万円 |
| センサー | 4/3型 有効約2,037万画素 | 4/3型 有効約2,030万画素 |
| 画像処理エンジン | TruePic IX | TruePic VIII |
| AF | 像面位相差AF、人物・犬猫の認識AF | コントラストAF、顔・瞳優先AF |
| 手ブレ補正 | 中央最大5.5段 | 最大4.5段 |
| ファインダー | あり(約236万ドット) | なし |
| モニター | バリアングル式 | チルト式 |
| 防塵防滴 | IPX1相当 | なし |
| 質量(バッテリー・カード込み) | 約393g | 約337g |
画素数はほぼ同じですが、中身はほぼ別物と言っていいくらい進化しています。特にAFが像面位相差になったこと、ファインダーと防塵防滴が付いたことは、使い勝手に直結する変化です。
一方で、質量は約56g増え、価格もE-P7の発売時から大きく上がりました。E-P7は「おしゃれで手頃なPEN」という立ち位置でしたが、新しいPENは「小さいけれど中身はしっかりした1台」という方向に変わった印象です。
OM SYSTEM PENはスナップカメラとしてアリ?
ここからは、街歩きのスナップ用カメラとして見たときに、良さそうだと思った点と、気になった点をまとめます。
スナップ向きだと思うところ
持ち出しやすいサイズと形
約393gでフラットな天面というのは、スナップカメラとしてかなり大事なポイントだと思います。スナップは「持ち出していないと撮れない」ジャンルなので、バッグから出し入れしやすく、毎日なんとなく持っていける大きさは正義です。
単焦点を付けるとちょうどいいサイズ感
スナップ用に組み合わせるなら、例えば「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8 II」(35mm判換算34mm相当、約112g、IPX1相当の防滴)が候補になりそうです。ボディと合わせて約505gで、35mm前後の画角で街を歩くスタイルにはぴったり。レンズも防滴なので、ボディと合わせて小雨に強い組み合わせになります。
キットの新しい「14-42mm F3.5-5.6 III」も、沈胴式で約125gと軽く、35mm判換算0.53倍まで寄れるようになっているので、ズーム1本で気軽に歩きたい人にも良さそうです。
日中も夜も撮りやすい
日中の明るい場所ではファインダーで構図を決められて、夕方から夜にかけてはボディ内手ブレ補正(中央最大5.5段)が効いてくれる。スナップは明るさがコロコロ変わる中で撮ることが多いので、この両方があるのは心強いです。電子シャッターを使えば静かに撮れるのも、街中では気を使わずに済むポイントです。
ただ、電子シャッターは動いているものを撮ると歪みが出ることもあります。このあたりは、競馬場と新幹線で実際に気づいた話としてまとめています。
撮って出しの色やモノクロを楽しめる
プロファイルコントロールでは、Film Rich ColorやFilm B&Wなど、フィルムっぽい仕上がりを選んで細かく調整できます。スナップはJPEGの撮って出しで雰囲気を作りたいことも多いので、「今日はモノクロで歩く」といった楽しみ方がしやすいのは魅力です。
モノクロで撮る楽しさについては、モノクロ専用機が欲しくなった話でも書いています。
気になるところ
価格が上がった
ボディで約15万円という価格は、E-P7の頃のイメージからするとかなり上がりました。中身を考えると納得できる部分もありますが、「気軽なおしゃれカメラ」として買うには少し勇気がいる金額です。
小さいボタンの操作性
デジカメWatchの新製品レビューでは、小さなボタンの操作性に少し気になる点があると触れられていました。ボディが小さいぶん仕方ない部分ですが、グリップ感やボタンの押しやすさは、発売後に店頭で実際に触って確かめたいところです。
センサーサイズの違い
フォーサーズセンサーは、APS-Cやフルサイズと比べると一回り小さいので、背景を大きくぼかしたい人や、暗い場所での高感度画質を最優先にしたい人は、ほかのカメラとも比べて検討したほうがいいと思います。そのかわり、レンズまで含めて小さく軽くまとめられるのがフォーサーズの強みです。
防滴はあくまで「IPX1相当」
防塵防滴に対応したとはいえ、IPX1は軽い防滴のレベルです。同じOM SYSTEMのOM-5 Mark II(IP53)のように、アウトドアでしっかり雨に当てるような使い方をするカメラとは考えないほうがよさそうです。
OM-5 Mark IIを含めて、ほかのメーカーの入門機と比べてみたい方は、こちらの記事で5メーカーから1台ずつ紹介しています。
OM SYSTEM PENのよくある質問
OM SYSTEM PENの発売日はいつ?
2026年10月下旬の発売予定です(公式サイトの表記)。
OM SYSTEM PENの価格は?
公式はオープン価格で、市場想定価格はボディ148,500円、14-42mm F3.5-5.6 III レンズキット165,000円、ダブルズームキット176,000円です。
予約はもう始まっている?
調べてみると、発表当日の9月9日から販売店で予約受付が始まっているようです。
発売記念キャンペーンはある?
2026年9月9日〜11月5日に購入して、11月19日までに応募すると、ARTISAN&ARTISTの本革ストラップ(限定カラー)か、選べるe-GIFT(ダブルズームキットは1万円分、レンズキット・ボディは5,000円分)のどちらかがもらえるキャンペーンが実施されています。応募にはユーザー登録と製品登録が必要です。
防水性能はどのくらい?
IPX1相当の防塵防滴です。小雨や水しぶき程度を想定したレベルなので、雨の中で長時間使うような使い方には向きません。
E-P7との一番の違いは?
電子ビューファインダーの搭載、防塵防滴への対応、像面位相差AFの採用の3つが大きな違いです。
まとめ:スナップカメラとしてかなり気になる1台
OM SYSTEM PENは、PENらしい見た目はそのままに、ファインダー・防塵防滴・像面位相差AF・強力な手ブレ補正と、スナップで欲しくなる要素がしっかり詰め込まれたカメラだと感じました。
- 見た目が好きで、毎日持ち歩けるカメラが欲しい
- 街歩きのスナップを、ファインダーを覗いて撮りたい
- 単焦点1本で身軽に出かけたい
こういう人には、かなり刺さりそうです。一方で、価格はE-P7の頃よりぐっと上がっているので、そこをどう感じるかで評価が分かれそうです。
スナップカメラ選びで迷っている方は、こちらの記事も参考になると思います。
私自身は今すぐ買う予定はないのですが、10月下旬の発売後に店頭で触れる機会があれば、グリップ感やファインダーの見え方などを確かめて、また追記したいと思います。
普段のスナップの様子は、最近だと松山の夜を撮り歩いた記事にまとめています。


















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